虚白


神さまなんていない
結局全部まやかし
辛いときはひとり
心臓が裂けて千切れる

不安の暗闇は僕を飲む
もがいてもがいて息をする
鎮静剤みたいな楽しさは
闇より深くしていく

縋るものを探して
手で引っ掻き回した
傷はないけど痛みがするんだ
縋るものがない僕に
ひとつだけ何でもいいから

ただただ死ぬのが怖くて
ただただ生きるのも怖くて
ただただ人が怖くて
ただただただ

人よりも多くの不幸を 被ってしまう現状
友達だって思ってたそれは僕だけ
居心地の良い方角へみんな行っちゃったな
いいよもう僕はここで死んでやる

誰も悪くない
誰も悪くない
でも何故か憎しみに壊れ
心で唾はいた 笑いながら
みんな何も知らない

縋るものを下さい
生きる意味を下さい