明日


僕は今何をしてるのだろう
何をすればいいのだろう
そんな事ばかり毎日考えて
ひとつも前に進めずいる
何も変わらないこんな日々が
味がないガムのように
ひとり独り言を言って
うつむいては泣いて眠る

帰りの電車 暗い夜道
前よりは楽に歩けた
だけど何かが無くなっていた
それが何なのか分からずに
確かめる術もなく
ただ日々を浪費するばかりだ
ずっと後悔してた

いつもと変わらない風景に
何故か涙が流れた 過去はもう戻らない
今しか手の中にはなかった
思い出す度少し笑って泣いた
涙と共に心も流れた

変わりたくても変われない
そんな弱虫な僕の背中を
生温い風が通り抜ける
少し春の匂いがした

日々に一瞬でも光が欲しかった
少しでも振り向いて貰いたかった
誰かに褒められたかった
でも誰もそこにいなかったんだ

時間は無情にも流れ
僕を引きずり回した
前にも後ろにも行けない
ただこの時だけがそばにいた

夜、星を眺めたすごく綺麗だった
それと同時に全てがどうでも良くなった
何故か心は晴れて少し前向きになれた
たった一瞬の出来事

人生は苦しい 神さまはそれを分かっていて
僕たちにそれを課した
しかし楽しい事もまた多かった それは事実だ
両方ともあって人生なんだと思えた
ただそれだけ ただそれだけ

明日からまた今日が始まる