心と声と恋と


綺麗なものを見て落ち込んで
自分を省みて泣き出して
苦し紛れに笑った

叶わないものが多すぎて
どこか遠くへ行きたくなる
そんな夜、星見ながら

君といるこの時間だけが 僕の全てになった
気づくのはもうちょっと先で

いつまでもいつまでも そばにいたくて
でも吸い込んだ息は吐けなくて
名前呼んだ事ない君へ

連絡したくて手に取った
携帯電話はマナーモード
大した話題もない癖に
祈りながら打つ文字に

打っては消してを繰り返す
自分らしくない言葉選んで
「変じゃないかな?」

今の自分を変えてくれた全てに愛を
「愛を送ろう」
君と僕の距離測る物差しはきっと
もういらないから

いつも笑っているその顔に
笑わない僕は救われた
引きつった顔 頬刺す痛み

期待していいかな 居たい未来だけ
嫌いなってしまわぬように 擬態する

言葉だけその言葉だけ が言えない 言えない

今の自分を変えてくれた全てに愛を
「愛を送ろう」
君と僕とのこの測る物差しはきっともういらないから

今の自分を変えてくれた全てに愛を
「愛を送ろう」
君の名前を呼んでいる 心の中じゃない本当の声で

呼んでいいかな